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知って○得!!カニのあれこれ

 間違った説明が多い「カニ」を正確に解説します。第2弾


 鱒(ます)と鮭(しゃけ)を見分けられますか?
 とある本州のデパートで開催されている北海道物産展の話、「さぁ〜、どうぞご覧下さい。美味しい北海道産の鮭が一本まんまで2,000円で〜す。」見てみると、鮭ではなく鱒でした。売っていたのは地元の魚屋さん、普段見慣れないとは言え、注意するとこれは鮭だの一点張り、今から10年も昔の話だからいいようなものの、今だったらまず大問題です。日本人のほどんどは鮭と鱒の違いを見抜くことは不可能でしょう。
 同様のことがタラバとアブラにも言えます。この違いを世間に訴えて、問題を表面化するようにしたのが私の友人である渡辺氏です。氏曰く、問題は違いにあるのではなく、価格差にある。シリーズ第1弾で書いたように、ボイルして食べたら素人にはどちらかはわからないものを、どうして30%もの価格差があるのか、これが一番の問題です。
 これは需要と供給の関係が原因しています。タラバはもともと漁獲量が少なく、漁期も限られています。その点、アブラは今のところ供給が安定していますし、漁期もはるかに長いのです。美味しいか美味しくないかもアブラの方がはるかに美味しく食べられる時期が長いのです。種類が違うのですから表示をキチンとするのは当然としても、この名称がチャンとした流通を阻んでいると私は思います。網走地方で推奨している「ブルータラバ」なるものも、どうも気分がブルーになるような名称でいけません。ついでに云うと、「本タラバ」と記しているところを多く見受けますが、もしアブラとタラバをキチンと表示することが義務ならば、この「本」も問題があります。消費者の誤解を招きます。改めるべきでしょう。
 同様に、北海道ではまず見かけることがなくなりましたが、クリガニをクリガニ科の「毛蟹」と偽って販売する行為です。私どもが見れば一目瞭然ですが、素人目にはやはり無理があります。こちらは完全に味が格段に違います。
 北海道でも最近静かな問題となっているのが、「ししゃも」です。北海道日高地方の鵡川を主産地とする「ししゃも」は、長年にわたって漁獲が減っております。そのために海外から何とか言う似たような魚を輸入し、ししゃもと偽って販売されております。こちらも味は格段に落ちます。鮭と鱒、クリガニと毛蟹、ししゃもと似た魚、タラバとアブラなどなど、問題は味ではないでしょうか。アブラとタラバの見方を最初に公開したのも先述の渡辺氏、今さらあらためてそれを披露しても意味がないものと思います。実際に甲羅中央の棘の数の違いも、その後の調査の結果、何十万尾に一尾程度ですが、希にタラバ同様のアブラが発見されています。それよりもアブラもタラバも同一のものとして考えてみては如何でしょうか。そうなると、あとは値段だけが比較の対象になります。味に違いがないとなると、将来はタラバよりアブラの方が売れるようになるのではないでしょうか。
 これらの違いより問題なのが、どのような状況でボイルされたのかということに絡むことです。第3弾はこのあたりを解説させて頂きます。乞うご期待!

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